【11月の祝日】勤労感謝の日ってどんな日?起源や日程、過ごし方を紹介

カレンダー

2020年現在、「国民の祝日に関する法律」で定められた祝日(正式には国民の祝日)は年間16日あります。

1月:元日/成人の日
2月:建国記念の日/天皇誕生日
3月:春分の日
4月:昭和の日
5月:憲法記念日/みどりの日/こどもの日
7月:海の日
8月:山の日
9月:敬老の日/秋分の日
10月:スポーツの日
11月:文化の日/勤労感謝の日

※なお、2020年度は東京五輪のため、「海の日」「スポーツの日」「山の日」の日程が変更になっていますが、本来の日程を元に表記しています。

学校に通っている方、または企業に勤めている方にとっては「休みの日」というイメージが強い祝日。しかし、それぞれの祝日にはきちんと起源や意味があります。

今回は11月の祝日にあたる「勤労感謝の日」について紹介します。

勤労感謝の日の起源

勤労感謝の日の元になっているのは、飛鳥時代に始まった「新嘗祭(にいなめさい)」の行事です。

日本には、古くから五穀の収穫を神に感謝する風習がありました。農業によって得られる収穫物は貴重な蓄えです。国にとっても重要なものであったため、新嘗祭でその年の収穫に対して感謝の気持ちを表していました。

その後、第二次世界大戦後に祝日が見直されたことによって、新嘗祭は「感謝の日」となり、現在の勤労感謝の日に変わりました。

勤労感謝の日の日程

勤労感謝の日は毎年11月23日と決まっています。

元になった新嘗祭は、1872年まで“旧暦11月の第2の卯の日”に開催されていました。旧暦11月の第2の卯の日は、およそ旧暦11月の中旬から下旬の日にあたります。ただし、元々新嘗祭の開催日は固定されていたわけではなく、その年によって変動していました。

新嘗祭の開催日が固定されたのは1873年に改暦された後のことです。旧暦を元にした日程では新嘗祭の開催が翌年の1月になってしまうことから、1873年11月の第2の卯の日にあたる11月23日が、新しい新嘗祭の開催日として決定しました。その後は変動することなく11月23日に固定で開催されるようになり、その日程が勤労感謝の日にも適用されています。

勤労感謝の日の過ごし方

父にプレゼントをあげる娘現代では一家の稼ぎ頭、特に父親に対して感謝の気持ちを表す日として浸透している勤労感謝の日。この日はいつもより豪華な食事を用意して、感謝する相手に振る舞うことが、多くの家庭で定番になっています。

食事は、イモや栗、カボチャなどの秋らしい食材を使った料理や、相手の好みの料理を用意します。そして、欠かせないものが“お酒”です。世の父親は皆さん、お酒が大好きということで、ほとんどの家庭では勤労感謝の日に少し特別なお酒を用意するそうです。Zumi工房のようなお酒のボトルへの名入れサービスを利用して、プレゼントとして贈る形もあります。

もちろん、労働してくれたことに対して感謝する相手は父親とは限りません。また、父親の中には「お酒よりスイーツが好き」という方もいるでしょう。感謝する相手に合わせた食事やプレゼントを用意して、素敵な勤労感謝の日をお過ごしください。