お中元は、日本の文化でもあり、お世話になっている方へのご挨拶として夏の時期に贈るものです。マナーとして、贈る時期をまず知っておきましょう。実は地域によって異なります。
北海道は7月中旬から8月15日まで、東北、関東地方は7月初旬から7月15日まで、北陸は７月と８月と地域によって異なります。東海・関西・中国・四国のお中元は、7月15日〜8月15日までに贈ることが一般的で、九州地方は８月１日から１５日の間に贈ります。沖縄は７月１５日までです。各地域で時期が異なります。
次にお中元を贈るにあたって品物選びですが、お相手の嗜好などを知っている場合には、それに基づいて選んでいくと良いでしょう。家族構成などもありますし、二人暮らしなのに消費期限のあるお菓子を大量に贈ると言ったことは控えた方が良いでしょう。その方のために選んだというのがわかる品物もおすすめです。
お中元をいただいた場合、お返しをしましょう。相手との関係性もありますし、こちらからお返しの品を贈る、その場合には半分程度のものをおくるということがありますが、場合によってはお返しが不要なこともあります。その際にはできるだけ早い段階でお礼状を書き送ります。お礼状は、はがきでおくることが多いです。季節の言葉、また相手の健康などのおたずね、いただいたことの感謝の気持ち、またそれがどうだったかという感想が加えられていると良いでしょう。最後にお相手の健康などをお祈りしてしめます。
お礼状を書く代わりに、電話をしてお礼の気持ちを伝えるということでも良いでしょう。電話を掛ける方が直接声を届けて、また声を聴くこともできますので良いのですが、相手との関係性もありますので、はがきが定番です。